gate-user-conf(5)

名前

ファイル

説明

gate-user.conf ファイルは gate-toroku-system(1) のユーザーモードのみに必要な設定を行います。 gate.conf により読み込まれます。

gate-user.conf ファイルは perl(1) プログラムであり、主に文字列定数の代入文から成り立っています。

以下では gate-user.conf ファイルで設定されるべき変数について、 それがどのような効果をもつか逐次解説します。

変数

$WHEELUSER

スーパーユーザになることができる法人ユーザ(グループアカウント)名です。 $WHEELUSER で指定されたグループに属するメンバは sudo コマンドにより スーパーユーザ権限を使用することができます。 $WHEELUSER で指定されたグループアカウントを作成する際に /etc/sudoers 生成時に特別扱いが行われます。 このような特別扱いを禁止する場合には、 undef を指定する。 スーパーユーザになることができる法人ユーザは ホスト毎に変更可能です。 %DB_SHARE_HOSTS ( gate-conf(5) )の説明も参照してください。

$QUOTAUSER

QUOTA の値を参照するグループユーザです。 ここで指定されるグループユーザに QUOTA 制限がかかっている 場合、各ユーザのホームディレクトリ生成時にクォータ設定を行います。

$MIN_NORMAL_UID

一般ユーザの UID 空間 (最小値) です。 例えば、システムが Debian で Debian Policy -- 9.2.2 UID and GID classes <http://www.debian.org/doc/debian-policy/ch-opersys.html#s9.2.2> に従う場合、この値は 1000 となります。

$MAX_NORMAL_UID

一般ユーザの UID 空間 (最大値) です。 例えば、システムが Debian で Debian Policy -- 9.2.2 UID and GID classes <http://www.debian.org/doc/debian-policy/ch-opersys.html#s9.2.2> に従う場合、この値は 29999 となります。

$lastFool

更新手続きが必要となる日付

$nextKousin

これが通知される登録削除予定日である.

$GROUP_SPAMFILTER

グループユーザのスパムフィルタを設定します。 必要な場合は 1 を、不要な場合は 0 を指定します。

$MAIL_REDIRECT

メールをリダイレクトする際のコマンドをフルパスで指定します。

@SPAM_FILTER_ALLOWS

メールの通過を許可するアドレスリストを指定します。

$RSA_PUBKEY_AUTH

システムがパスワードログインを許可せず、公開鍵認証ログインしか 許可しない場合にはこの値を 1 にしてください。 CGI 上からログインに必要な公開鍵を設定することが可能になります。

$RSA_AUTHKEY_FILE

公開鍵を格納するファイルです。

$RSA_AUTH_UNLOCKDAYS

公開鍵を CGI 上から変更可能な期間を日単位で指定します。 ユーザの新規作成後、もしくは gate-user-authkey-lock(8) による公開鍵ロックの解除後、この期間を過ぎると 公開鍵を CGI インターフェースから変更することができなくなります。 変更を行うためには gate-user-authkey-unlock(8) でロックを解除する必要があります。

参照

バグ

perl の文法を知らない人には難解かもしれません。

変更しないほうがよいものまで変更できるようになっています。

gate-toroku-system(1) のアップデートによって新しい gate.conf を書かねばならない ことがあります。 バージョン番号を検知するメカニズムがあるべきです。