いずれにしても,このような発展的かつ興味深い話題に触れるためには気象力学の基礎を固める必要があるように思われる.この「気象力学を学ぶ上での基礎知識」において,さまざまな気象現象の理解に必要となる「地球流体力学的な基礎中の基礎」をまとめたいと思う.また,気象力学の入門書のみではカバーし切れない知識の部分は連続体力学,流体力学の専門書等を通して,ノートの内容を充実させた.自分自身も勉強中なのでノートの体系性や構成が美しくない,あるいは問題があるかもしれないが,将来的により高度な知識(数値予報モデル,大循環モデルの詳細などについて)を学ぶ際の覚書かつ復習に有効活用できる資料になるように努力はしているつもりである.
このノートを作るにあたっての参考文献は最後にまとめている.極力すべて挙げているつもりではあるが完全でないことをお許し願いたい.
Yuta
平成22年1月23日