[Memo2010][ITPASS] tako 構築作業ログ 1 (OS のインストール)

OS のインストール

Debian GNU/Linux 5.0(lenny) を ITPASS サーバにインストールする.

インストールディスクには, 「Debian GNU/Linux 5.0 インストール用 CD (debian-500-amd64-netinst.iso)」を使用した.

インストールディスクの起動

インストールディスクを挿入し, 電源を入れると

Press any key to continue ...

と表示されるので, 「Enter」キーを押す.

"Installer boot menu" が表示されるので,

Graphical Install

を指定.

言語環境の設定

Choose language

インストール時に使用する言語を問われるので,

Japanese

を選択.

キーボード配置の選択

キーボード配置を問われるので,

日本 (106 キー)

を選択.

ネットワークの設定

ネットワークインターフェイス

使用するネットワークインターフェイスを問われるので,

eth1: Intel Corporation 82541PI Gigabit Ethernet Controller

を選択.

その後, 自動で DHCP によるネットワーク設定が始まるが, 失敗するようになっている.

ネットワークの設定方法

ネットワークの設定方法を問われるので,

ネットワークを手動で設定

を選択.

IP アドレス

IP アドレスを問われるので, ITPASS サーバ本体のテプラに書いてある IP アドレスを 参照し, それを入力する

(tako) 133.30.109.21

を入力.

サブネットマスク

サブネットマスクを問われるので,

255.255.255.0

を入力.

ゲートウェイ

ゲートウェイを問われるので,

133.30.109.254

を入力.

ネームサーバアドレス

ネームサーバアドレス (3 つまで) を問われるので,

133.30.14.2 133.30.14.3 133.30.8.2

を入力した.

ホスト名

ホスト名を問われるので, ITPASS サーバ本体のテプラに書いてある ホスト名 tako-itpass を入力.

ドメイン名

ドメイン名を問われるので,

scitec.kobe-u.ac.jp

を入力.

パーティショニング設定

パーティショニングの方法

(ディスクのパーティショニング 手動を選択)

ディスクのパーティショニング方法を問われる.

まず, 以前に設定されていたパーティションを削除した.

SCSI1 (0,0,0) (sda) - 500.1 GB ATA HDS725050KLA360

を選択. 新しい空のパーティションテーブルを作成するか問われたので.

はい

を選択.

SCSI2 (0,0,0) (sdb) - 500.1 GB ATA HDS725050KLA360

についても同様の操作を行った.

新しいパーティションテーブルを作成した後,

ガイドによるパーティショニング

を選択

手動

を選択.(マニュアルではガイド - ディスク全体を使うとなっていた)

パーティションニングするディスクの選択

以下のように表示され, パーティショニングするディスクを問われる.

SCSI1 (0,0,0) (sda) - 500.1 GB
       基/論  500.1 GB     空き領域
SCSI2 (0,0,0) (sdb) - 500.1 GB
       基/論  500.1 GB     空き領域

「SCSI1 (0,0,0) (sda) - 500.1 GB」の下の「空き領域」の行を選択.

ディスクのパーティショニング

両方のディスクに対し, 手動でパーティションを切る.

  • 空き領域の利用方法
    • 「新しいパーティションの作成」を選択
  • 新しいパーティションのサイズ
    • 「30 GB」を入力.
  • 新しいパーティションのタイプ
    • 「基本パーティション」を選択.
  • 新しいパーティションの場所
    • 「先頭」を選択.
  • パーティション設定
    • 以下に変更
      • マウントポイント: / (2 つめのディスクは「マウントしない」とする)
      • 起動フラグ: オン (2 つめのディスクは「オフ」とする)
    • 「戻る」を選択.
  • 上と同じ操作を繰り返す
    • スワップ
      • サイズ: 「16 GB」
        • メモリが 8 GB のため, スワップはその倍のサイズとする.
      • タイプ: 論理
      • 場所: 先頭
      • 設定
        • 利用方法: 「スワップ領域」
      • 「戻る」
    • /home
      • ext3 ジャーナリングファイルシステム
      • サイズ: 「454.1 GB」 (残り全部)
      • タイプ: 論理
      • 設定
        • マウントポイント: /home (2 つめのディスクは「マウントしない」とする)

最終的に以下のように表示された.

SCSI1 (0,0,0) (sda) - 500.1 GB
       1. 基本    30.0 GB B F ext3      /
       5. 論理    16.0 GB   F スワップ  スワップ
       6. 論理   454.1 GB   F ext3      /home
SCSI2 (0,0,0) (sdb) - 500.1 GB
       1. 基本    30.0 GB   F ext3      (なし)
       5. 論理    16.0 GB   F スワップ  スワップ
       6. 論理   454.1 GB   F ext3      (なし)

これを確認した後,

パーティショニングの終了とディスクへの変更の書き込み

を選択. 2 つ目のディスクに関して, 「マウントされないがかまわないか」 といった注意のメッセージが表示されるが, そのまま続行した.

ディスクへの変更の書き込み

ディスクに変更を書き込むか問われるので,

はい

を選択.

パーティション設定とフォーマットが行われるのでしばらく待つ.

root パスワードの設定

root のパスワードを問われるので, 適切なパスワードを入力する.

root パスワードの管理者は OS をインストールしている者とする.

  • 2010 年度 tako: 河合

新しいユーザの作成

あとで消去することを前提に, "test" というアカウント名のテストユーザを作成する.

新しいユーザの本名 "test"
アカウント名 "test"
パスワードは任意

テストユーザは作業用アカウント作成時に消去する.

作業用アカウントはここでは作成しない.

構築作業用のアカウントchikuwaXX (ユーザ ID: 4000X) を作成する.

この段階ではユーザ ID を指定してユーザを作成できないため, まだユーザを作成しない. OS の基本システムのインストールが完了した後, [ITPASS2009]構築作業用アカウントを参考にユーザを作成した.

ベースシステムのインストール

ベースシステムのインストールをしばらく待つ.

パッケージマネージャーの設定

Debian アーカイブミラーの国

ミラーの国を問われるので,

日本

を選択.

Debian アーカイブミラー

トップに表示される "ftp.jp.debian.org" に設定した. (ネットワーク的に最も近いサーバにつながる.)

HTTP プロキシの情報

使用する HTTP プロシキを問われるが, 使用しないので入力欄は空のまま

続ける

を選択.

Debian パッケージ利用調査

Debian パッケージ利用調査に参加するか問われるが,

いいえ

を選択.

ソフトウェアの選択とインストール

インストールするソフトウェアを問われるが, デフォルトでは

  • デスクトップ環境
  • 標準システム

が選択されている. そのまま

続ける

を選択.

ハードディスクへの GRUB ブートローダーのインストール

GRUB をインストールするか問われるので,

はい

を選択.

インストール完了

インストールが完了したら, CD を取り出し

続ける

を選択.

自動的に再起動が行われる.

再起動後は GDM によるログイン画面となるが, この段階では GDM は remove しない.

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Last modified:2010/10/07 21:02:30
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References:[[ITPASS2010]2010年度サーバ構築ログ]