[ITPASS2016]サーバ再起動手順

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サーバを再起動するときの手順を示す.

なお, どうしても再起動が必要かどうか, たとえばサービスの再起動だけで済まないかどうかなど, を検討した上で再起動を行うこと.

以下の作業内容の中には必ずしも必要でないものもあるが, 勉強のため全て行うようにすること.

再起動前のアナウンス

最初のアナウンス

できるだけ早い段階で最初のアナウンスを流し, 再起動する日時に都合の悪いユーザがいないか調べておく.

直前アナウンス

30 分程度前にアナウンスメールを投げる.

ログインユーザの確認

以下のコマンドでマシンにログインしているユーザ一覧が表示される.

# w

ユーザが誰なのか分からない場合は gate-user-show で確認する.

連絡できるユーザの場合は直接連絡してログアウトしてもらい, そうでない場合は wall コマンドにより全ログインユーザにアナウンスする.

# wall
System will reboot at 18:00      # アナウンスしたい内容を書く.
Please logout
(Ctrl + D を入力すると抜ける)

適宜 w コマンドで確認し, 変化がなければ次に進む.

プロセスの確認

以下のコマンドでプロセスを確認する.

# ps aux

一般ユーザのプロセスがある場合は

# kill <プロセスID>

とする. 万が一上記コマンドで終了しないプロセスがある場合は -9 あるいは -KILL オプションをつけてみる.

サービスの停止

[ITPASS2014]サービスの開始・停止 を参考に, 以下のサービスを落とす.

注意: 一時的に落とすだけであって, 永続的に落とす手順を行ってはいけない.

  • apache2
  • bind
  • openbsd-inetd
  • qmail
  • tcpserver

外部機器のアンマウント

外部機器をマウントしている場合はアンマウントする.

# umount (機器のパス)

うまくアンマウントできたかどうかは df や mount で確認する.

ディスクの sync

3 回 sync をする (なぜ 3 回かは諸説ある).

# sync
# sync
# sync

再起動

再起動する.

# reboot

再起動後の確認

以下の内容を確認する.

  • 外部機器は全てマウントされているか
  • サービスは全て立ち上がっているか

再起動完了のアナウンス

全体向けに再起動完了のアナウンスメールを投げる.

参考資料

Last modified:2017/06/23 12:11:59
Keyword(s):
References:[[ITPASS2016]サーバ交換作業]