[Exp2011]セキュリティ対策

ソフトウェアを最新版に保つ方法 (Debian GNU/Linux の場合)

Debian の場合, Debian の公式 Web にソフトウェアのバグ情報が出ます. そこを読むと最新ソフトウェアがどこに存在するのかわかります. また, Debian JP Users などのメーリングリストに加入していると, 最新のセキュリティアップデートなどの情報が配信されるので便利です.

最新ソフトウェア置場は実は決まっているので, わざわざ手動でソフトウェアをダウンロードして インストールする必要はありません. apt というソフトウェアを用いると自動で行えます.

ソフトウェアのアップデートの自動化を行うために, apt の設定ファイルに最新ソフトウェア置場の情報を付加します. すでにこの情報が /etc/apt/sources.list に書かれている場合は必要ありません.

# echo "deb http://security.debian.org/ squeeze/updates main contrib non-free" >> /etc/apt/sources.list

次に実際のソフトウェアのアップグレード作業です. これは実に簡単です.

# apt-get update               < 最新のソフトウェアの情報を取得

# apt-get upgrade              < 最新のソフトウェアをインストール

インストール時にエラーが出た場合は, メッセージにしたがってください.

apt はソフトウェアパッケージを扱う非常に便利なコマンドです. より詳細な使い方は, マニュアルページのapt(8)および そこからたどれるマニュアルや書籍を参考にしてください.

このページは 2010 第8回ITPASS実習資料 セキュリティ対策 を元に作成しました.

[ 2011 スケジュール表・各回資料(06/17) ]