[EPA2008b]OS のインストール

はじめに

Debian GNU/Linux 4.0(etch) を EPA サーバにインストールする.

<URL:http://www.debian.org/releases/etch/debian-installer/>からダウンロードした「debian-40r3-i386-netinst.iso」を, 適当なソフトを使用して DVD に焼き, インストールディスクとして使用した.

インストールディスクの起動

インストールディスクを挿入し, 電源を入れると

Press F1 for help, or ENTER to boot:

と表示されるので, 何も入力せずにそのまま「Enter」.

言語環境の設定

Choose language

インストール時に使用する言語を問われるので,

Japanese

を選択.

キーボード配置の選択

キーボード配置を問われるので,

日本 (106 キー)

を選択.

ネットワークの設定

ネットワークインターフェイス

使用するネットワークインターフェイスを問われるので,

eth1: Intel Corporation 82541PI Gigabit Ethernet Controller

を選択.

その後, 自動で DHCP によるネットワーク設定が始まるが, 失敗するようになっている.

ネットワークの設定方法

ネットワークの設定方法を問われるので,

ネットワークを手動で設定

を選択.

IP アドレス

IP アドレスを問われるので, EPA サーバ本体のテプラに書いてある IP アドレスを 参照し, それを入力する

(tako) 133.30.109.21
(ika)  133.30.109.22

を入力.

サブネットマスク

サブネットマスクを問われるので,

255.255.255.0

を入力.

ゲートウェイ

ゲートウェイを問われるので,

133.30.109.254

を入力.

ネームサーバアドレス

ネームサーバアドレス (3 つまで) を問われるので, 始めの 2 つは

133.30.104.1 133.30.8.2

を入力し, 最後の一つには

(takoの場合) 133.30.109.22
(ika の場合) 133.30.109.21

133.30.109.21 133.30.109.22

を入力する.

ホスト名

ホスト名を問われるので,EPA サーバ本体のテプラに書いてある ホスト名 tako または ika を入力.

ドメイン名

ドメイン名を問われるので,

epa.scitec.kobe-u.ac.jp

を入力.

パーティショニング設定

パーティショニングの方法

ディスクのパーティショニング方法を問われる.

まず, 以前に設定されていたパーティションを削除する.

SCSI3 (0,0,0) (sda) - 500.1 GB ATA HDS725050KLA360

を選択 (どういうわけか, SCSI1 と SCSI2 は存在せず SCSI 3 と SCSI 4 が存在した) . 新しい空のパーティションテーブルを作成するか問われる.

はい

を選択.

SCSI4 (0,0,0) (sdb) - 500.1 GB ATA HDS725050KLA360

についても同様の操作を行う. 新しいパーティションテーブルを作成した後,

ガイド - ディスク全体を使う

を選択.

パーティションニングするディスクの選択

以下のように表示され, パーティショニングするディスクを問われる.

SCSI3 (0,0,0) (sda) - 500.1 GB
       基/論  500.1 GB     空き領域
SCSI4 (0,0,0) (sdb) - 500.1 GB
       基/論  500.1 GB     空き領域

「SCSI3 (0,0,0) (sda) - 500.1 GB」の下の「空き領域」の行を選択.

ディスクのパーティショニング

両方のディスクに対し, 手動でパーティションを切る.

  • 空き領域の利用方法
    • 「新しいパーティションの作成」を選択
  • 新しいパーティションのサイズ
    • 「30 GB」を入力.
  • 新しいパーティションのタイプ
    • 「基本パーティション」を選択.
  • 新しいパーティションの場所
    • 「先頭」を選択.
  • パーティション設定
    • 以下に変更
      • マウントポイント: / (2 つめのディスクは「なし」とする)
      • 起動フラグ: オン
    • 「戻る」を選択.
  • 上と同じ操作を繰り返す
    • スワップ
      • タイプ: 論理
      • サイズ: 「16 GB」
        • メモリが 8 GB のため, スワップはその倍のサイズとする.
      • 場所: 先頭
      • 設定
        • 利用方法: 「スワップ領域」
      • 「戻る」
    • /home
      • タイプ: 論理
      • サイズ: 「454.1 GB」 (残り全部)
      • 場所: 先頭
      • 設定
        • マウントポイント: /home (2 つめのディスクは「なし」とする)

最終的に以下のように表示された.

SCSI3 (0,0,0) (sda) - 500.1 GB
       1. 基本    30.0 GB B f ext3      /
       5. 論理    16.0 GB   f スワップ  スワップ
       6. 論理   454.1 GB   f ext3      /home
SCSI4 (0,0,0) (sdb) - 500.1 GB
       1. 基本    30.0 GB   f ext3      (なし)
       5. 論理    16.0 GB   f スワップ  スワップ
       6. 論理   454.1 GB   f ext3      (なし)

これを確認した後,

パーティショニングの終了とディスクへの変更の書き込み

を選択. なお, 2 つ目のディスクに関して, 「マウントされないがかまわないか」 といった注意のメッセージが表示されるが, これは意図的にそのように設定 しているので, そのまま続行する.

ディスクへの変更の書き込み

ディスクに変更を書き込むか問われるので,

はい

を選択.

パーティション設定とフォーマットが行われるのでしばらく待つ.

時間の設定(UTC に設定しているか)

システムの時間を UTC に設定しているか問われるので,

はい

を選択.

root パスワードの設定

root のパスワードを問われるので, 適切なパスワードを入力する.

root パスワードの管理者は OS をインストールしている者とする.

  • 2008 年度 ika : 須賀
  • 2008 年度 tako: 納多

新しいユーザの作成

ここでは, 普段使用しているアカウント名でユーザを作ることはしない. 一般のユーザは gate-toroku-system で作成するためである.

ただし, 複数のユーザが全員 root パスワードを知っている状態は セキュリティ的に問題があると考え, 構築作業用のアカウント chikuwaXX (ユーザ ID: 4000X) を作成する. 詳しくは [EPA2008b]構築作業用アカウントを参照せよ.

この段階ではユーザ ID を指定してユーザを作成できないため, まだユーザを作成しない. OS の基本システムのインストールが完了した後, [EPA2008b]構築作業用アカウントを参考にユーザを作成すること.

新しいユーザの本名の設定

一般ユーザは作成しないので, 「戻る」でメニューに戻る.

ベースシステムのインストール

ベースシステムのインストールをしばらく待つ.

ネットワークミラーの選択

インストールにネットワークミラーを使用するか問われるので,

はい

を選択.

Debian アーカイブミラーの国

ミラーの国を問われるので,

日本

を選択.

Debian アーカイブミラー

利用するミラーを問われるので, どこでも良いので選択する. トップに表示される "ftp.jp.debian.org" にしておくと, ネットワーク的に 最も近いサーバにアクセスするのでお勧めである.

HTTP プロキシの情報

使用する HTTP プロシキを問われるが, 使用しないので入力欄は空のまま

続ける

を選択.

Debian パッケージ利用調査

Debian パッケージ利用調査に参加するか問われるが,

いいえ

を選択.

インストールするソフトウェアの選択

インストールするソフトウェアを問われるが, デフォルトでは

  • デスクトップ環境
  • 標準システム

が選択されている. そのまま

続ける

を選択.

ハードディスクへの GRUB ブートローダーのインストール

GRUB をインストールするか問われるので,

はい

を選択.

インストール完了

インストールが完了したら, CD を取り出し

続ける

を選択.

自動的に再起動が行われる.

最初の再起動後の注意

CUI のログイン画面

xxxx login:
 ↑
ホスト名

が表示されると画面が約 1 秒おきに数回明滅し,

Failed to start the X server (your graphical interface). 
It is likely that it is not set up correctly. 
Would you like to view the X server output to diagnose the problem?

と表示された. X の吐いたログを見るか問われている. 「Yes」「No」どちらを選択しても CUI のログイン画面に辿り着ける (なお, 「Yes」を選択した場合は, ログが表示された後, さらに詳しいログを見るかどうか問われる).

以下が表示される.

The X server is now disabled.
Restart GDM when it is configured correctly.

「OK」を選択.

CUI のログイン画面になった. X の設定を行うまでは CUI 環境で作業することにする.

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Last modified:2008/12/04 15:07:19
Keyword(s):
References:[[EPA2008]2008年度後期サーバ構築ログ]