ここでは、is-lib という名前のディレクトリを作るとする。
$ mkdir is-lib |
$ wget http://www.gfd-dennou.org/library/ispack/ispack.tar.gz
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$ cd ispack-0.71 |
具体的な編集内容は、以下のとおり。
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DIRS: インストールするライブラリ。ここで必要なライブラリだけ残す。今回は「-mpi」とつくファイルのみを消す。 DESTDERS: ライブラリを置くディレクトリ。ここは先ほど作ったディレクトリ ~/is-lib を指定する。 FC: Fortran コンパイラ名。ここを g95 にする。 MPIFC: Fortran77 で書かれたMPIプログラムをコンパイル するためのコンパイラ名。mpif95 となっているが、これを消す。 |
ispack-0.71 ディレクトリにおいて、以下のコマンドを実行する。
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$ make; make static |
すると、次のようなエラー表示が出る。
In file fepack.f:143
DD(I)=RD
1
Error: Non-numeric character in statement label at (1)
In file fepack.f:143
DD(I)=RD
1
Error: Unexpected STATEMENT FUNCTION statement at (1)
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これは、「fepack.f というファイルの143行目に不具合がある。」という意味なので、fepack.f ファイルのある fepack/src ディレクトリに移動し、vi コマンドで fepack.f ファイルを編集する。
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$ cd ./fepack/src 編集する内容
143行目: DD(I)=RD (変更前)
↓
143行目: DD(I)=RD (変更後)
(DD の前に5マス空白を入れる。)
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編集が完了したら、ispack-0.71 ディレクトリに戻り、make; make static コマンドを実行する。
これで、DESTDERS の部分で指定した is-lib ディレクトリに
ISPACK ライブラリ libisp.a が正常にインストールされるはずである。